ファサード(建築物の前面)は綺麗が一番♪
デザイン上、建物のとても重要な部分は、建築物の前面のファサードだと思います。
日本のように建物を購入すると一生しがみつくことが多い反面、欧米ではその時点での生活に合わせた住み替えが行われます。
当然、日本では現在住んでいる建物の価値が下がると住み替えは難しくなります。
資産価値は建物の良し悪しも当然ですが、欧米では『この街に住みたい』が重要ですので景観を重視して近隣と異なった奇抜なことは極力避けます。
では、日本ではどうでしょう。
雨や台風など湿気が多いため、ファサードはカビが原因で黒く汚れていますが、ほとんどの家は手入れをしないで放置されているところが多いように思います。
綺麗好きな方、またそうでない方がいますが住み替えを考えないで一生住み続けるため汚れを我慢すればすみます。
また日本人の多くは、建物内部にはお金をかけます。
ですが、戸建てに住んだのに多くは雑草などにより外部は厄介な場所となっているようです。
今回は、8年前に建て替えされ、植木など手入れができていないのでスッキリしたいとのご依頼です。
ファサードの壁は青カビが顕著で、メインの植木も道路へ・・・
before
結果はこのようにスッキリしました。
after
この地域は、神戸市北区の成熟した閑静な住宅地で近隣のお宅も緑が多く良く手入れがされています。
ファサードは『行ってきます』の一日の大切な始まりにも『ただいま』の終わりにもとても大切だと思います。
家は、ホームともいい自分や家族の明日への活力を生み、そして癒しの場所です。
自分の身にたとえれば『汚れた服を毎日着て過ごす』なんて考えられませんよね。。。