日本の街並みとファサード(建物前面)についての想い
私は、いつも日本の建物周りはなぜこんなに汚れているのだろうと思います。
住宅建物、門、塀、アプローチ等の汚れが酷くなっても放置されています。
外部汚れのほとんどは『カビ』が起因しています。
したがってカビの中で生活しているようなものです。
建物は、塗り替えという習慣があり綺麗にします。
建物の劣化を防ぎたいという想いがあるのではないでしょうか。
塗り替えをする一番の理由は、塗り替え業者の営業方針が大きな要因ではとないかと思います。
塗り替えの業者はもちろんのこと「ホームセンター」「工務店」「リフォーム業者」など建設業で多くの業者が参入しています。
もちろん否定するものではありません。
劣化ではなく、ただ汚れているだけの建物を業者の勧誘によって工事を依頼することも多くあります。
私が、ここで何度も申し上げているのが『汚れと劣化はイコールではありません』ということ。
家庭によってもちろん違いはありますが、家の内部においては、主に「生活の向上」「原状回復のためのリフォーム」が盛んに行われています。
新型コロナの蔓延で、自宅にいる時間が増加したことにより、アウトドアが見直されてきました。
しかし、家の外部のほとんどは、汚れたまま放置されているのが現状です。
塀や門、アプローチ等は汚れ、雑草が生えて厄介ものとなっています。
しかし、戸建て住宅には必ずといって木々が植えられています。
なぜ?
癒されたい、外観を良く見せたいなどの想いがあったはずです。ところが、いつの間にか汚れ放題。。。
汚れは、資産価値を悪くしているのではと思います。
資産価値は個々の建物価値より、この街に住みたいが重要な要素です。
原因は、集団心理で安心感からか仲間がいれば心強いという現象ではと思います。
家周りが汚れていても、みんな一緒だから我慢できる?
その景観が見慣れていて気にならない?
しかし、家の外部もあなたの生活の一部です。
汚れは簡単に綺麗にすることができます!
汚れを遅らせることもできます!
デザインして楽しくすることもできます!
汚れたままデザインする。(イメージできますか?)
個性のあるファサードが作れます。
星いっぱいの小道。
大好きなワンちゃんや猫ちゃんの小道など…
家の外も、ワクワクする楽しい空間として使って欲しいと願っています。