現状の建築の方法を知ることで生涯メンテナンス費用は大幅に削減できます。
人間の医療でも目覚ましい進歩を遂げています。
手術の方法も、身体に負担が少ないように大きく変わってきています。
家も同じように考えればよいと思っています。
汚れ程度でもペイントを塗るのは少し変ではと思いませんか?
維持メンテナンスについて考えてみましょう。
建物を含めすべてのものは、風雨や紫外線、科学汚れ、生物性の汚れなどにより劣化は免れません。
欧米では資産価値を落とさないため、団地協定も厳しいですが、住人がメンテナンスに余念がありません。
しかし、日本のようにすべてを業者に任せる方法では高くついて仕方がありませんし、汚れ程度でもペイントを塗るのは少し変ではと思いませんか?
最近の建材の進歩は著しいのに、戦後の常識が今も続いています。これはどういうことでしょうか。
関連する業者のビジネスの方法として残っているとしか思えません。
欧米では住宅を保有することで、物価上昇以上の資産形成ができている
一方、日本で住宅を購入すると例外なく資産を失うことになる。
その資産価値を〖推定再建築費〗として評価できる状態に維持管理しているのに対して、日本ではモノづくりの建築工学としてとらえ、経年的に劣化する原価償却する資産ととらえている。
欧米では住宅の取引を等価交換で行い、住宅金融も等価交換で行っている。
住宅ローンも先進国ではモーゲージローン(建物の価値に融資する)であるのに対して、日本のみが建物の価値ではなく借主の所得を基準に融資する制度は特異な存在といえる。
分かりやすく言うと建物は2000万の価値しかないのに、購入者が3000万円の支払い能力があると金融機関が3000万円の融資を行うことで、建物の価値が分かりづらくなっている。
アメリカを例にとると、住宅価値が落ちないため、スターターハウスから始まって終の棲家まで平均6回もの家を持つことができる。
何ともうらやましい限りである。
次回は、≪外壁塗装を守るためのリフォームの方法が選べることを知っていますか?≫を掲載します。